母親の上等手段
私は学校でいじめられてる事を家で話さなかった
明確には""話せ""なかった
友達の多い成績優秀な子を演じてると
母親は喜んだからだ
いつも父親に罵倒され悲しんでいる母が喜んでいる姿は嬉しかった
父親の恫喝、理不尽な暴言は毎日続いた
私は普段自分の感情を圧し殺しているため
しばしば母の前で発作的に感情を爆発させた
しかしいつも"我慢しろ"の一点張りで
決して傷ついた感情に共感し
母親愛情を感じさせてくれるものではなかった
私の発作に対応するフローはこうだ
うつむいて"申し訳なかった"
とひたすら繰り返しうなずく
私の感情が収まらず言い続けると逆ギレして
"じゃどうすればいいだよ!死ねばいいのか?!"
といって言ってくる
いつもはここで私が折れていたが
今日はとことん分からせてやろうと思い
"あー!死ねよ死んでみろよ!"と言い
手に持ってたタオルを投げつけ、
椅子を投げつけた
そんな我が子の姿をみても
父親のことは我慢してくれと懇願してきた
病気でおかしくなってる娘より父親を怒らせない事の方が大事なのだ
私は堪らなくなり母親の制止を振り切り
奇声をあげながら
父親の寝ている寝室に飛び込んだ