私の両親
私の生い立ちについて。
山に囲まれた田舎まちに生まれる。
家は自営業で裕福ではないが凄く貧乏というわけでもなく
中流の下といったところだろう。
10才うえの姉、7才うえの兄がいたが
もの心つく頃にはすでに家を出ていたため
私が大学で上京するまで、父、母、祖母(父方)、私の4人暮らしていた。
父親は祖母を一番大切にし
子供には無関心
気にくわないことがあると毎日
私と母親を恫喝し恐怖で支配するくそ野郎だ
母親は姑と折があわず
父親からの言葉の暴力に
ただただ堪え、毎晩私の枕元で泣いていた
私は子供心に母親を守りたい一心で
父親に立ち向かい反抗的な態度をとり戦い続けてきた
四、五歳の頃の思い出といえば
幼稚園にいってる間ずっと母親の事が心配で
どうしたら父親をやっつけられるか
そんな事ばかり考えていた。
父親にどこかに連れていってもらったり
遊んでもらい楽しかった思い出はほとんどない。